日本の人事部「HRカンファレンス2016-秋-」 人の採用・育成・マネジメントに携わる皆さまが集う、日本最大のHRイベント
2016年11月15日(火)・16日(水)・17日(木)・18日(金)開催 [会場]大手町サンケイプラザ [後援]厚生労働省

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2016-秋-」トップ講演者インタビュー> 南野 真彦氏(株式会社新経営サービス コンサルタント)インタビュー

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面接官による合否判定のバラつきをおさえ、求める人材を逃さない面接手法。

南野 真彦氏 photo

株式会社新経営サービス コンサルタント

南野 真彦氏

ますます優秀な人材の採り合いが加熱する採用市場において、複数の面接官を投入するも、その面接官のスキル不足によって、「実は採用すべき人材を不合格にしていた」、「合格を出したのに選考途中で辞退されてしまった」という機会損失が起こっている企業が多く見受けられます。本講演では、採用の成果と効率を高めるために面接官が押さえておくべき面接のポイントを紹介します。

―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

貴社では新卒採用に、何名くらいの面接官を投入しているでしょうか。採用担当者と経営幹部など、5名前後で行っているのであれば、それほど合否の基準にブレは生じないでしょう。しかし、過熱する採用市場で優秀な人材を獲得するためには、応募者一人ひとりに対して、しっかりと動機づけと合否判断をすることが必須。必然的に10名、20名……と、面接ができる人材を社内で育成することが求められます。

面接の内容や面接官の印象が企業への志望度に影響する、または大きく影響すると考える学生は、8割を超えています。それにもかかわらず、面接研修などの対策を行っている企業は3割にも満たない、という調査結果もあります。

実際、弊社の研修参加者に面接官役をお願いすると、その場の思いつきで学生に質問したり、印象だけで判断したりしてしまう方が多く見受けられます。そのように面接スキルが低いまま本番に臨んでしまうと、採るべき人材の見逃しや動機づけ不足による選考辞退、判断ミスによる入社後のミスマッチ、早期退職などへとつながっていきます。

本講演では、これまで多くの経営者や人事ご担当者に受講いただいている、弊社の「面接官トレーニング」の一部を抜粋。面接経験の少ない方でも、どのような考え方に基づいて面接を進めれば良いのか、本番で気を付けるべきポイントとは何なのかについてお話しします。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

新経営サービスでは、人事制度の構築・運用や組織・人材開発など、人事領域における幅広いコンサルティングを行っています。そのため、顧客企業が採用した人材がどのように成長し、どんな育成の機会を経て、どういった評価を受けているかまでを追跡し、検証を行うことが可能です。

採用支援を行う際も、ただ欲しい学生を採用することだけをゴールとするのではなく、経営理念や人事戦略をもとに、どのような学生を採用し戦力化していくのかを考え、ご提案しています。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

面接官のスキルを高めることは、自社の採用活動の成果につながるだけでなく、学生側にとっても、「自分の話をしっかりと掘り下げて聞いてくれた」「今まで気づかなかった自分の強みや弱みに気づけた」などのメリットがあります。そのような面接を行った結果、残念ながら不合格となった学生でも、口コミをしてくれたり、将来自社の顧客になってくれたりするなどの効果もあります。

この機会に改めて、自社の面接方法を見直してみてはいかがでしょうか。

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講演者プロフィール
南野 真彦氏(なんの まさひこ)
株式会社新経営サービス コンサルタント
大学卒業後、大手人材系企業において顧客企業の採用支援に従事。
その後人事コンサルティング会社にて、顧客企業の採用計画の立案から、選考の企画・実施、現場業務まで一気通貫した支援を行う。
新経営サービス入社後は、人事制度の構築・運用、人材育成等など、幅広い手法を用いたコンサルティングを行っている。

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