――　今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

目標管理は9割に近い企業が導入していますが、成果を上げる企業は少ないようです。その理由は、正しい考え方や基本手順を導入していないところにあります。目標管理の正しい理解は、経営の最前線で展開する業績向上活動です。能力向上目標のような間接的な目標ではなく、業績向上に直結する目標を取り上げることが重要です。例えば「売上高目標〇〇億円」などと掲げているケースがありますが、これでは業績を向上させる根本対策は出てきません。これまで目標を実現できなかった原因を分析した上で、それを目標に掲げるのが正しい活動のあり方です。こうした手順を踏んで行けば、目標達成度を年々高めることができます。

目標管理に成功するには、管理職が業績向上の施策を体系的に知るための研修も欠かせません。すると、目標を設定したあとすぐにアクションを起こそうとする部下を指導し、今までの活動を根本から改善して成果を上げる方法を考えることができるようになります。

目標管理は、顧客の側に立って自社を振り返る考え方を重視する活動で、顧客評価を高めるポイントを発見し、顧客の期待を上回る結果を提供するために効果的です。しかし、こうした基本を社員の自主性や通り一遍の研修で実現することは困難。日本経営システム研究所が特製した「基本手順書」をご覧いただきながら、確実に成果を上げられる秘訣を時間の許す限り解説します。

――　貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

当社は昭和54年創業です。当時は、人事・目標管理を専門にしたコンサルタント会社はほんの少数でした。文献も少ないところを、自社独自のノウハウを開発しながら、顧客への支援を行ってきました。今では当たり前に使われるノウハウの中には、当社が開発したものも多く含まれています。
当社は顧客ごとに必要なノウハウを編み出し、活用してもらうところに特徴があります。決して既成の資料を顧客に提供しないのが特徴です。御社の事業の特性に合わせた効果的な業績向上の仕組みを導入したいとお考えなら、私どもの講演で、市販の本や資料などでは見ることができない効果的なノウハウをお確かめください。

――　講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

本講演では、これまでの顧客支援で効果を確認した考え方や基本手順を披露します。これまで御社で取り組んだこられた目標事例などの資料をお持ちになるか、事前にそれらに目を通してから来場されることをお勧めします。何が原因で業績に効果が上がらなかったのか、現実を見ながら確認することができるはずです。参加される方が自社の実情資料を見ることが出来る経営者や、目標管理を担当する部門の管理職の方であれば、聞いている内から、御社では目標管理をどのように改善したらよいか、判断しやすいと思われます。

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