日本の人事部「HRカンファレンス2016-秋-」 人の採用・育成・マネジメントに携わる皆さまが集う、日本最大のHRイベント
2016年11月15日(火)・16日(水)・17日(木)・18日(金)開催 [会場]大阪富国生命ビル [後援]厚生労働省

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2016-秋-[大阪]」トップ講演者インタビュー> 金澤 健郎氏(株式会社M-ITコンサルティング 代表取締役社長)インタビュー

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事例で学ぶ、組織診断(オーガニゼーションサーチ)を活用した組織活性化施策

金澤 健郎氏 photo

株式会社M-ITコンサルティング 代表取締役社長

金澤 健郎氏

組織開発の基本的な展開は、診断―データフィードバック―介入というステップです。その基本を忠実に活用すると組織に何が起き、それが活性化にどのようにつながっていくのか、そのプロセスをご紹介するとともに、実際に起こった事柄を事例と共に考察してまいります。これらを通じて、組織の活性化=集団の凝集性の向上+目標達成集団への行動変容について、事例をご紹介いたします。

―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

組織診断と呼ばれるものは、数多くあります。しかし、なかなかうまく活用できていないのが実状です。下手な診断を行ったが故に、活性化どころか、不活性化してしまったというケースもあります。効果的な診断とその活用をどう考えればよいのか、今回の講演で一つのヒントを提供できればと考えています。

基本は、「診断―データ・フィードバック―介入」という流れになるのですが、この意味をきちんと理解しなければなりません。「診断したままで終わっている」「データ・フィードバックをしても、問題意識に火をつけられない」「組織的に診断結果を扱えない」といった声を多く聞きます。

そこで本講演では、診断結果を効果的に活用した事例、効果的なデータ・フィードバックの方法、組織の問題解決に火をつけていくためのアプローチと、その結果どうなったのかをご紹介します。

診断を現状把握の方法として理解されている方々も多くいらっしゃいますが、上記のような問題を解決する糸口がなかなか見つからない状況から脱却していくために、直に触れていただきながら、成果を生み出すために必要な考え方もご紹介します。その切り口はグループ・ダイナミクス(集団力学)の活用であり、ぜひ着目していただきたいと思います。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

組織変革や業務革新の経験が豊富であり、それらの経験に裏づけられた実践的なアプローチをご案内いたします。特に、診断を活用した介入での成功事例が特徴で、多くの組織で実績を積んでまいりました。

特に行動科学、とりわけグループ・ダイナミクスの取組みによる実績が多く、集団の特徴、集団の凝集性、ビジョンや価値観の効果、成長シナリオの作成と実践、人財育成、人事制度の構築など、多岐にわたる実践を経験しています。これらを通じて、組織力の向上をどのように果たすか、というテーマを研究し、実践に活かすという取組みを長年探求し、そこからプログラム化された内容を今回、ご紹介いたします。

「集団をよりよく扱える者が組織の活性化をもたらし、組織力を向上させる」という考え方のもと、現在もさまざまな企業とこの問題に取り組んでいます。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

「人は石垣、人は城」と言いますが、効果的な組織運営と人財活用が図られているでしょうか? それを集団、組織という観点からアプローチし、解決に結び付けるアプローチをご紹介いたします。組織力の向上と人財育成の関係に興味やご関心をお持ちの方々に、ご参加いただけると幸いです。
さまざまな問題を企業は抱えていますが、その問題の中心にいるのが「人」です。人が問題を作り、解決もします。効果的な職場運営、あるいは組織運営についてできる限り、情報提供してまいります、実務として、このような問題認識をお持ちの方に、最適な情報提供をしたいと考えています。

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講演者プロフィール
金澤 健郎氏(かなざわ たてお)
株式会社M-ITコンサルティング 代表取締役社長
国内大手コンサルタント会社にて代表取締役副社長を務めた後、2010年にM-ITソリューションズを創業し、代表取締役に就任。企業の事業推進を戦略・組織・人財の面から支援し、約1,000社に上る実績を有する。マネジメント・コンサルタント、全日本能率連盟 人財マネジメント資格認定委員会委員長などを歴任。

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