日本の人事部「HRカンファレンス2016-秋-」 人の採用・育成・マネジメントに携わる皆さまが集う、日本最大のHRイベント
2016年11月15日(火)・16日(水)・17日(木)・18日(金)開催 [会場]大阪富国生命ビル [後援]厚生労働省

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2016-秋-[大阪]」トップ講演者インタビュー> 布留川 勝氏(グローバル・エデュケーションアンドトレーニング・コンサルタンツ株式会社 代表取締役)インタビュー

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なぜグローバル人材は育たないか?
社員の意識改革から始める!人材育成アプローチ

布留川 勝氏 photo

グローバル・エデュケーションアンドトレーニング・コンサルタンツ株式会社 代表取締役

布留川 勝氏

日本企業のグローバル人材育成は、社員の英語力アップ(TOEIC+英会話力+異文化理解)が主流です。しかし、その3点ではグローバルで戦え協働できる人材育成には不十分であることが顕在化しています。
本講演ではその課題を「グローバル人材の再定義」と「社員の意識改革をテコ」に"低コストグローバル人材育成に成功している企業事例"をご紹介いたします。

―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

大手日本企業による「グローバル人材育成」では、社員の英語力アップ(TOEIC+英会話力+異文化理解)が中心に行われます。しかし、その3点を鍛えた人材を新興国の現地法人に駐在員として派遣した企業からは、「現地から厳しい反応が返ってきている」という話をよくうかがいます。その背景には、下記のような問題があります。

1.「グローバル人材=英語」といった構図が定着していたこと
TOEICスコアを上げれば、英会話ができれば、グローバル人材になれる、という認識があります。しかし、その基準点数は他国と比べて、非現実的な低さです。

2.新興国の人材のスペックが大幅に上がってきていること
新興国の人材が英語だけではなく、マネジメントスキルやMBAのフレームワークを、ネット上の学習サイトで学び始めています。その結果、日本人にはさらに高いスペックが求められています。

3.グローバル人材定義の曖昧さ
グローバル市場で通用する人材は、英語力以外でどのような能力が必要なのか? これが明確にならない限り、育成することも育成できたのかも判りません。

これらの問題を勘案すると、グローバル人材を育成するには、膨大な費用がかかると思われがちです。しかし、例えば選抜にはコストをかけても、底上げではコストを押さえるなど、やり方を工夫すれば、低コストで組織全体をグローバル化することが可能です。本講演では、「グローバル人材の再定義」と「社員の意識改革をテコ」を軸に、“低コストグローバル人材育成”に成功している企業の事例をご紹介いたします。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

グローバル・エデュケーションがグローバル人材育成領域で選ばれている理由としては、「グローバル人材」を定義していること(さまざまな企業でこの定義が用いられています)、どのような人材に育成するのかというゴールが明確なため、何を育成するのか(不足部分)がわかることを挙げることができます。

そのほか、欧米のTOPビジネススクール(ハーバードビジネススクール、IMD、INSEADなど)、国内外各分野でのTOPクラスのコンサルタントなどの優秀な講師陣、世界中の教育リソースとのネットワークが確立されています。そのため、非常に高い質で幅広い企業ニーズに応えることも可能です。

研修については、国内海外の幅広いリソースから、1社1社のプログラムを丁寧にカスタマイズすることが得意です。個別のニーズに合致したプログラムを提供することにより、効果的に育成を促します。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

グローバルフェーズは、企業によってさまざまです。人材育成面でも当然、打つべき手は異なりますが、私たちはグローバル人材育成の体系作り、プログラムデザイン、ご担当者のお困りごとの解決のための施策を、さまざまな事例を基に低コストで提供して参りました。

今回は限られた時間ですが、最適な方法のひとつをご紹介しながら、皆さまと一緒に考えてみたいと思います。

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講演者プロフィール
布留川 勝氏(ふるかわ まさる)
グローバル・エデュケーションアンドトレーニング・コンサルタンツ株式会社 代表取締役
2000年に、グローバル・エデュケーションを設立。2008年に『パーソナル・グローバリゼーション』を上梓、グローバル人材の定義を発表。2010年にジャパンタイムズの(100Next-Era CEOs in Asia)に選出される。ハーバード等トップスクール及び国内でリーダーシップ開発専門家のネットワークを構築。

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