近年、人事部に求められる役割は、大きく変化しています。かつてのような「人事管理」を担う部署ではなく、企業の経営戦略と連動した「戦略的人事部門」であることが求められているのです。では、自社の経営戦略を実現するために、人事部として何をするべきなのか――。一口に「人事業務」といっても、その内容は採用・育成・評価など多岐に渡りますが、どの業務に取り組む際も、必ず経営的な視点を持ち、戦略実現のために動いていく必要があるのです。

　これまでも、経営のパートナーである人事部の重要課題をテーマとして取り上げてきた、「HRカンファレンス」。今回の「HRカンファレンス2011-Autumn-」では、ＨＲ戦略の中でも特に重要な、「組織活性化」「リーダー育成」という二つのテーマを取り上げます。

　長引く不況、加速化するグローバル競争など、企業を取り巻く環境は厳しさを増すばかりです。特に、3月の東日本大震災の影響は大きく、企業は経営活動を根本から見直すことを余儀なくされました。このような困難な状況を乗り越えていくには、社員全員が組織の目的を共有し、自律的に新しいことへ挑戦していく「組織活性化」の実現が重要課題となります。また、この状況を乗り越えた上で、さらなる成長を目指していくには、企業の将来を担う人材が必要であり、「リーダー育成」は欠かせないテーマです。「戦略的人事部門」を実現するために、今、人事部が何をするべきなのか――。本イベントを通じて、皆さまと共に考えて参ります。

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