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日本の人事部「HRカンファレンス2018 -秋-[東京]」 人の採用・育成・マネジメントに携わる皆さまが集う、日本最大のHRイベント
2018年11月13日(火)・14日(水)・15日(木)・16日(金)開催 [主催]『日本の人事部』(株式会社アイ・キュー)
[後援]厚生労働省 経済産業省 [会場]大手町サンケイプラザ

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2018-秋-[東京]」トップ講演者インタビュー> 堀江 敦子氏(スリール株式会社 代表取締役)インタビュー

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女性社員が働き続けたいと思う職場環境とは?~優秀人材の離職を防ぐ3つのポイント~

堀江 敦子氏 photo

スリール株式会社 代表取締役

堀江 敦子氏

女性活躍推進法に伴い、社内の人事制度を改訂したにも関わらず、女性の離職率が変わらない……と相談が増えています。一方で定着率や生産性が高い職場も存在しています。若手女性がライフイベントに限らず、働き続けたいと思ってもらう環境を作るには現場レベルで行う必要があります。本ワークショップでは、管理職とメンバーの相互理解の重要性と離職を防ぐポイントなど、ワークを交えてお伝えします。

―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

働き方改革、ダイバーシティ推進、女性活躍推進。自社ではさまざまな施策を行ってはいるが、「なかなか成果が感じられない」「制度を整えたのに、優秀な若手社員が辞めていく」、そんな悩みをお持ちの企業も多いのではないでしょうか。その原因の一つは、ミスコミュニケーションにあります。女性活躍や働き方改革が叫ばれ、この10年で社会は大きく変化しました。しかし、まだまだ「将来に不安を抱えている」と言っている学生は71.2%、「仕事と子育ての両立に不安を抱えている」という子育て前の女性は92.7%にものぼります。こうした不安が、仕事のパフォーマンスにも影響を与え、同調査では「不安が原因で離職を考える人」が半数にも及びました。

「え?不安だけで?」と感じる方もいらっしゃる方もいるかと思いますが、この不安は個人の問題ではありません。こうした不安の正体を歴史的背景からひも解き、現場レベルでどのようにコミュニケーションをとっていくことが重要なのかをワークをとおして体感していただきます。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

スリールは、誰もが「自分らしいワーク&ライフ」を実現し、笑顔で生きられる社会を目指して事業を行なっています。さまざまなダイバーシティがある中で、まずは「子育てしながらキャリアアップできる人材・組織」を創り、自分の納得した人生を生きることができる人を増やしたいと考えています。

創業から、学生が「子育てとの両立」を体験することでワークとライフのリアルを知るワーク&ライフ・インターンプログラムを実施してきました(参加者数750名以上)。体験をとおして、「仕事と子育ての両立に対する不安」を払拭(ふっしょく)し、自律的なキャリア形成を行います。 こうした体験プログラムを提供してきたノウハウを活かし現在は育児中の女性、新卒内定者、若手社員、マネージメント層などに研修やプログラムを提供しています。ワークだけでなくライフも含めた両面からアプローチし、企業全体の変革をうながす働き方改革にもつなげています。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

当日体験いただく「他者理解ワーク」は、生活の中にかくされている上司と部下のミスコミュニケーションを体感いただき、社内のマネジメントについて知っていただく内容です。管理職研修や、育児中の社員向けの研修など、多くの企業で導入いただいている人気のワークショップです。体感後は「こういうことだったのか!」と感嘆のお声をいただきます。ぜひ皆さまも、ご体感ください。

また当社では「両立不安白書」という、アンケートデータ集を作成して企業の人材育成の情報としてご活用いただいております。女性が子育てを機にキャリアダウンする原因を数値的に解明していますので、ぜひ「両立不安白書」で検索してみてください。

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講演者プロフィール
堀江 敦子氏(ほりえ あつこ)
スリール株式会社 代表取締役
大手IT企業勤務を経て25歳で起業。「働くこと」、「家庭を築くこと」をリアルに学ぶ「ワーク&ライフ・インターン」事業を展開。現在は、“子育てしながらキャリアアップできる人材・組織の育成”を目指し、企業や行政向けに人材育成事業を展開している。内閣府、厚生労働省など複数行政委員を兼任。

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