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日本の人事部「HRカンファレンス2018 -秋-[東京]」 人の採用・育成・マネジメントに携わる皆さまが集う、日本最大のHRイベント
2018年11月13日(火)・14日(水)・15日(木)・16日(金)開催 [主催]『日本の人事部』(株式会社アイ・キュー)
[後援]厚生労働省 経済産業省 [会場]大手町サンケイプラザ

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2018-秋-[東京]」トップ講演者インタビュー> 島倉 大氏(キューブ・インテグレーション株式会社 シニアコラボレータ―)インタビュー

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問題社員への対応方法 ~“やさしく丁寧に話を聞く”のが問題悪化の原因に?!~

島倉 大氏 photo

キューブ・インテグレーション株式会社 シニアコラボレータ―

島倉 大氏

「『話を聞いて欲しい』という部下の話を丁寧に聞いたら3時間以上も拘束された。翌日からは毎日何時間も拘束される日々。『仕事があるから』と断ったら部長に直接クレームを入れられ大事に……」このような問題社員の対応に困ったことはありませんか? 実はこのような問題の裏にメンタルの問題が隠れているとしたら……。このような事例の問題点と解決方法を専門家がワークショップ形式で解説します。

―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

弊社では人事部長や役員から「これはメンタルヘルスとは関係ないのですが…」と前置きされたうえで、以下のような相談を受けることが少なくありません。

「ある社員が現場の上司に深刻な顔で『話を聞いて欲しい』とやってきたので、丁寧に話を聞いて対応した。すると何時間も拘束され、翌日からもその社員の対応に何時間も費やしている。その現場の上司から『自分ではもう対応が限界』と人事にSOSが来たので、人事が話を聞くと、『上司は言葉ではいいことばかり言って、実際には部下に仕事を押し付けている。こんな無能な人間にマネジメントをさせるのはおかしい。会社が対応しなければ、私が弁護士を雇って上司をパワハラで訴える。』等と涙ながらに訴えてくる。状況確認のため現場にヒアリングに行くと、現場はすでに疲弊しきっており、「彼がいると仕事が回らない」、「顧客先からもクレームが入っている」、「彼を辞めさせないなら私が辞めます」と口々に訴える。「顧客先に直接クレーム」、「社長・副社長にもメールや電話で直訴」といったこれまでの経緯から、担当者任せにすることもできず。結局、人事の責任者である自分が対応しなければならない……。

実はこのようなケースの背後にはメンタルヘルスの問題が潜んでいることがあり、対応を誤ると会社に大きな損害をもたらす可能性すらあるのです。今回はこのようなケースの対応ポイントについて解説します。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

弊社ではメンタルヘルスにまつわるさまざまな問題の解決をお手伝いしています。従来のEAP(Employee Assistance Program:従業員支援プログラム)とは異なるという意味を込め、自らをCAP(Corporation Assistance Program:企業支援プログラム)と位置づけています。

従来のEAPとの大きな違いとして、想定している支援対象が異なることが挙げられます。従来のEAPが主にメンタルヘルス不調者本人への本人対応を中心に行っているのに対し、弊社CAPでは企業の経営リスク・運営リスクに焦点をあて、本人対応のみならず人事へのコンサルティングや制度構築支援など企業対応を中心に行っております。

上記、問題社員への対応など、一見メンタルヘルスとは無関係に見える問題に関しても、専門家の視点から対応可能かどうかも含めアドバイスさせていただきます。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

メンタルヘルスの問題としてはうつ病が一般的ですが、メンタルヘルス不調にはうつ病以外にもさまざまな種類が存在します。

一見、メンタルヘルスとは無関係と思われるようなケースの中にも、実は背後にメンタルヘルスの問題を抱えているというケースも少なくありません。

もし今現在、「理由や原因は分からないが、とにかく困ったケースを抱えている」という人事のご責任者にはぜひご参加いただければと存じます。皆さんのご参加をお待ちしております。

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講演者プロフィール
島倉 大氏(しまくら だい)
キューブ・インテグレーション株式会社 シニアコラボレータ―
産業カウンセラー、キャリアコンサルタント、二級FP技能士 臨床心理専攻。専門学校で学生の心理及びキャリア相談を担当。EAP事業会社にて、カウンセリング部長として企業のメンタルヘルス全般をサポート。約2000件の従業員への臨床に携わる。外資系会社から商社、組合・公務員団体等多岐にわたる研修を実施。

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