日本の人事部「HRカンファレンス2016-春-」 人の採用・育成・マネジメントに携わる皆さまが集う、日本最大のHRイベント

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2016年5月16日(月)・17日(火)・18日(水)・19日(木)開催 会場 大手町サンケイプラザ 後援 厚生労働省
日本の人事部「HRカンファレンス2016-春-」トップ講演者インタビュー> 萱野 聡氏(株式会社サクセスボード 代表取締役社長)インタビュー

講演者インタビュー

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『イクボス発想×キャリアマネジメント力』で管理職のダイバーシティスキルをアップ!

萱野 聡氏 photo

株式会社サクセスボード 代表取締役社長

萱野 聡氏

「女性活躍推進法」の施行で企業が対応に迫られる中、一口に「女性」といっても、その価値観は多様化し彼女たちをマネジメントする管理職にとっては非常に悩ましい現実があります。そんな女性社員をうまくマネジメントするコツは? 彼女達が納得感をもって仕事にあたってもらえるよう管理職が『イクボス発想』を身に付け、部下の『キャリアマネジメント力』をつけるポイントをご紹介します!

―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

イクメンに続き、非常に話題を集めているのが『イクボス』です。女性活躍推進はもちろん、シニア、外国籍、LGBTなど多様な価値観を持つ社員に向き合うために「上司の意識改革」へのニーズが急増しています。

例えば「女性」を例にとっても、その価値観はさまざまで、管理職にとっては非常に悩ましい現実があると思います。そんな女性社員をうまくマネジメントするコツは、まず信頼関係を築き、彼女たちの悩みをつかみ、解決の方向を示すことだと私は考えます。一般的に女性のほうが、プライベートも含めた人生設計の影響で、仕事へのエネルギー配分やモチベーション維持が非常に複雑であることが多く、絶対的な正解はありません。彼女達が納得感をもって仕事にあたってもらえるよう、理解を示しつつ、しっかり仕事に意識を向けさせるマネジメントを行うことが重要です。

どんな状況であっても、部下の中長期的なキャリアの成長を目指し、向き合っていく姿勢こそが、ダイバーシティ推進のカギになるのです。また、ダイバーシティは、本来ダイバーシティ&インクルージョンと表現され、多様性を認めるだけでなく、インクルージョン、つまり互いに違いを受入れ組織パフォーマンスを上げる努力も必要です。それには部下をしっかり理解したうえで、人生全体を含めたキャリアのマネジメントが重要なのです。今回はダイバーシティの観点から部下のキャリア開発のポイントを伝えします!

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

私が昨年度、20回以上のイクボスセミナーに登壇し、延べ700人以上の管理職の方々と向き合う中で感じたことを三つ述べます。一つ目は、中長期的な経営課題である人材の確保・育成に対する危機意識が薄いこと、二つ目は、新しい働き方や価値観など前例がないことには消極的であること、三つ目は、業務上のマネジメント力があっても、女性活躍推進を含めた人材育成力については個人差が大きいこと。これらに対して、弊社ではワークやケーススタディを通じて管理職の方々の想像力を喚起し、対応力を高めています。こうした想像力を、多様な部下のキャリア開発に活用することこそ、ダイバーシティ推進ではないでしょうか。

私自身も子育てに深く関わり、その大変さや喜びも体験し、今では子育て中の部下の状況や気持ちが手に取るようにわかります。今後、管理職が部下の信頼を得るためには、自身もさまざまな視点を持つことが重要だと考えます。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

皆さまの会社の“女性社員を部下に持つ上司”にこんなお悩みはありませんか?

□ 「イクボス」とはどんな管理職か、具体的なイメージがわかない
□ 管理職には多様な働き方・価値観の部下をマネジメントして欲しい
□ 女性社員は今後重要な戦力である
□ 最近、産休・育休の取得者が急に増え、対応に苦慮する管理職が多い

一つでもあてはまる方はぜひ、本講演にご参加ください。当日は、管理職研修テキストとして好評な「女性社員からの相談対応のコツ」ハンドブックをプレゼントいたします。また、実際の研修で行っている、イクボスワークの一部を実施する予定です。楽しくイクボスについて学びたい方のご参加をお待ちしています!

講演者プロフィール
萱野 聡氏(かやの さとる)
株式会社サクセスボード 代表取締役社長
日本通運株式会社、SAPジャパンで人事業務全般に幅広く従事。長年の人事経験より、キャリアアドバイザーの重要性に目覚め、産業カウンセラー、米国CCE Inc.認定GCDF-Japanキャリアカウンセラー等を取得。慶應義塾大学SFC研究所CRL個人研究会員。現在は人事コンサルタントとして幅広く活躍中。

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