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日本の人事部「HRカンファレンス2015-春-」トップ講演者インタビュー> 大島由起子氏(インフォテクノスコンサルティング株式会社)インタビュー

講演者インタビュー

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タレントマネジメントシステムは必要?失敗事例に学ぶ人事に必要なシステム構築の鍵

大島由起子氏 photo

インフォテクノスコンサルティング株式会社 セールス・マーケティング事業部長

大島 由起子氏

ここ数年、「タレントマネジメントシステム」導入のご相談を受けることが急激に増えています。一方で、最近では、既に導入してみたが上手くいっていない、という声も聞くようになりました。「タレントマネジメントシステム」という流行り言葉に飛びついてしまう前に、そもそも今の日本企業の人事の武器として、どのようなシステムが求められているのか、実際の失敗事例・成功事例を紐解きながらお話していきます。
(協賛/インフォテクノスコンサルティング株式会社/株式会社T4C)


―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

大島:日本で「タレントマネジメントシステム」が認知され、本格的に導入する企業が増えていったのは、2011年から2012年にかけてです。当時は、弊社も提供会社の一社としてさまざまなメディアから取材を受け、多くの記事がメディアを賑わしました。しかし、最近は「タレントマネジメントシステム」を総合的に特集した記事を見ることはほとんどありません。あったとしても、よく読んでみると、提供ベンダーが自らの導入事例を発表している、といったものに限られています。メディア側の視点で考えると、特集記事を組むためには、製品が積極的に活用され、結果として各社の課題を解決しているさまざまなパターンの成功例を取材する必要があります。また、2014年に入って、導入後2~3年経った企業が出てきているなか、「導入したけれど、うまく使えていない」という声を実際に聞くようになりました。こうした観察・経験から、昨年来、多くの日本企業で「タレントマネジメントシステム」がうまく活用できていないのではないかと強く感じています。同時に、それはなぜか、どうしたら活用に成功できるのかを真剣に考えてきました。今回は、そこから見えてきた、失敗してしまう原因、成功するためのポイントを整理してお話します。「タレントマネジメントシステム」導入を検討している方、導入したけれどうまくいっていないと感じている方に役立つ情報が詰まった講演にしたいと思っています。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

大島:弊社は、今から12年前の2003年に、単に人事業務支援だけでなく、人材マネジメントにも活用できるパッケージソリューションとして「Rosic人材マネジメントシステム」を世に送り出しました。私自身は、その立ち上げのためにRosic事業に参画し、以来、日本企業の人材マネジメントにとって必要なソリューションは何かを、毎日のように人事関連の方々とお話をしながら、考えてきました。2003年当時は、「人事・給与システム」が主流の時代で、給与や勤怠を持たない「人材・タレントマネジメンシステム」という発想は皆無でした。「人事のマネジメントにシステムを」と営業に回っても、「給与・勤怠がないシステムで何をするの?」と言われ続けたものです。しかし、流れは大きく変わり、今では約100社のお客様をご支援するまでになりました。そうした実経験から得た、生々しい、机上の空論ではない話を、実例を交えてお話します。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

大島:現在、毎日のように「タレントマネジメントシステム」導入に関するお問い合わせを受けています。多くの企業が、そこに手をつけなくてはいけないという危機感を持っていることを肌で感じます。そんななか、「タレントマネジメントシステム」という言葉から入ってしまったことで、本来の目的を見失ってしまうケースを見ることは少なくありません。「タレントマネジメントシステム」ブーム以前から、日本企業の人材マネジメントを「システム」の側面で支援してきた者として、お伝えできるだけのことをお伝えします。実際のシステムのデモをご覧いただきながら、他社がどのように活用しているかもお話しします。ぜひ、ご参加ください。

講演者プロフィール
大島由起子氏(おおしま ゆきこ)
インフォテクノスコンサルティング株式会社 セールス・マーケティング事業部長
早稲田大学大学院・モナッシュ大学大学院修了。リクルートにて採用担当、経営企画室を経て、編集者として独立。その後Hewlett-Packard Australiaでアジア地域の契約業務に携わる。2004年よりITCに参加。人材マネジメントシステムの企画・販売に携わり、人事におけるIT活用を推進する。

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