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日本の人事部「HRカンファレンス2015-春-」トップ講演者インタビュー> 野村圭司氏(株式会社ライフワークス)インタビュー

講演者インタビュー

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待ったなし!女性活躍推進のトレンドと対応策
~本質的なテーマと構造的アプローチ~

野村圭司氏 photo

株式会社ライフワークス コンサルタント兼マーケティング担当リーダー

野村 圭司氏

女性活躍推進のフェーズは、組織構成上の女性比率に拘らず、「継続就業」から登用を念頭に置いた「成長と活躍」に移行しています。私たちは“女性のキャリア開発”という観点で、2007年からこの領域に取り組み、100社超の企業様と対話関係をつくり、ご支援して参りました。その中から見えてきた「女性活躍推進の本質的なテーマ」と女性活躍の3つの壁、それを乗り越えるためのアプローチについて、事例も交えご提示します。


―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

野村:政府の成長戦略を受け、経団連による「女性の役員・管理職登用に関する自主行動計画」の公表をはじめとして、現在、「女性活躍推進」はすべての企業にとっての優先課題と認識され、その動きは加速しています。その一方、展開していく上で、“施策のターゲットやねらいをどこに定めればよいか?”“どのようなプロセスで浸透させていくか?”“制度の実効性を高めるための有効な手立ては?”など、自社の置かれた環境や人員構成上の特性などによって、女性活躍推進の戦略と施策は各社各様といった状況です。

弊社では女性活躍推進のあるべき姿を『女性の多様性が活かされ、ビジネスにおいて、女性の存在感と影響力がより高まった状態』であると捉え、各社各様の課題に対して、ターゲットを細分化して対応していくことに有効性を実感しています。また、女性活躍推進の成否は、女性社員への単なるスキル付与ということではなく、「女性社員が次のステップへ上がっていく上での壁は何か」を適切に捉え、“キャリア開発テーマ”としてその解消を行うことが重要です。講演では、弊社がこれまで100社超のお客様との対話関係から導き出された、女性活躍推進のトレンドと共に、具体的な事例も交えて有効なアプローチについてご紹介してまいります。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

野村:1980年から株式会社リクルートが展開してきた、ミドルシニア向けキャリアプラン研修の業務移管を受けて2000年に設立した会社です。以来、働く個人の活力が企業の成長につながることを信じ、『個人、組織、社会の活き活きの応援』を企業理念として、“キャリア自律支援・開発支援”に特化したコンサルティングや研修サービスを提供してまいりました。

サービス提供を通して、多くのお客様から「女性がより一層活躍できる状態をつくっていくためにはどうしたらいいだろう?」とのご相談をいただくようになったことを契機に、2007年から女性活躍推進支援サービスを展開しています。これまでの豊富な実績や経験をベースに、女性活躍推進の効果的な対応策をご提案いたします。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

野村:女性活躍推進の背景には、「組織を男性総合職中心から、多様な従業員が活躍する場に転換していかなければ企業成長は成し得ない」という企業側の問題意識がある一方、女性側の視点では、「なぜ私たちだけが頑張らないといけないのか? 本当に期待されているのか? 今の管理職のようには働けない」などのジレンマもあります。弊社は、女性本人に働きかけ、かつ上司や職場にもアプローチすることで、「女性本人が活躍の展望をもってキャリアを描き、会社や周囲は女性への期待を示しながらサポートしている状態の創造」が不可欠であると考えます。こうした状態に共感し実現したいという皆さまと、知見を分かち合える場を創りたいと思います。

講演者プロフィール
野村圭司氏(のむら けいじ)
株式会社ライフワークス コンサルタント兼マーケティング担当リーダー
総合人材サービス会社にてコンサル職に従事した後、人材育成会社にて採用コンサルや研修企画・講師を担当。並行して、キャリア開発に関するNPOで「個人と組織の新たな共生関係づくり」の活動に参画。13年(株)ライフワークス入社。ミドルシニアのキャリア自律や女性活躍推進など、様々なコンサルティングを担当。

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