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講演者インタビュー

講演者インタビュー一覧

東アジア諸国における採用の現状と課題
─ グローバルで使える適性検査の条件 ─

グローバル採用で使える適性検査の条件として、多言語対応だけでなく、異なる価値観の人材をいかに理解できるのかが必要不可欠となります。本セミナーでは、国際比較調査の第一人者、同志社大学鄭先生をお招きして、国ごとの就業意識の違い、その要因である生活、教育の違いについて講演をいただきます。そして、その異なる文化背景で形成される「入社前までに決定されている諸要因」を測定できる適性検査をご紹介いたします。
(協賛:株式会社イー・ファルコン)

同志社大学大学院 文化情報学研究科 教授 / 同志社大学東アジア総合研究センター長

鄭 躍軍氏

中央大学大学院 戦略経営研究科 客員教授 / 戦略的人材マネジメント研究所 他、顧問企業多数

楠田 祐氏


鄭 躍軍氏

楠田 祐氏

講演者のお二人のほか、本講演を企画した株式会社イー・ファルコン 代表取締役社長 志村日出男氏にお話を伺いました。

―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

楠田:日本企業が抱える深刻な問題の一つに、優秀な理系学生の確保があげられます。ここ10年で大学進学時の工学部志望者は半減しており、その傾向は続いています。そのため、企業は理系人材を海外へ求めることになっていますが、採用はしてみたもののマネジメントで苦労が絶えないという声をよく聞きます。その要因は、それぞれの国や地域で仕事に対する価値観や慣習の違いから生じていることは明らかと言えます。

志村:今回の講演では、同志社大学・鄭教授の調査研究「東アジア価値観国際比較調査」から、人事が把握しておきたい相違点をご紹介します。

鄭:本調査は文部科学省の助成を受け、北京、上海、杭州、昆明、香港、台湾、韓国、そして日本の八つの国・地域で実施されたものです。調査結果の一例をあげると、「リーダーに求める資質」では、中国本土(香港を除く)は「技術的に優れていること」をリーダーに求めるのに対して、日本では「真剣に仕事に取り組む」「判断力が優れている」ことを求める、といった違いがあります。一方で、「部下を公平に扱うこと」は国・地域によらないという共通点も見つかっています。こうしたことを踏まえてマネジメントや採用に臨むことが海外人材をうまく活用する秘訣といえます。

志村:こうした異なる文化背景で形成される「入社前までに決定される」人的特性を測定できる、「グローバルで使える」適性検査をご紹介いたします。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

志村:今回は、国際比較調査の第一人者である鄭教授と、人事現場に精通している楠田教授との対談になります。楠田教授からは、年間500社におよぶ人事訪問から見えるグローバル対応での課題を提起いただき、鄭教授の研究からその理由をひもといてまいります。

鄭教授は、統計数理研究所、総合地球環境学研究所、現職の同志社大学と一貫して、国際比較研究に従事されてきました。著書『社会調査 心を測る理論と方法』(2008、勉誠出版)では、国際比較調査法を概説し、日本における同分野の啓蒙も推進されております。また、ご本人自身が中国語、日本語、英語に堪能で、各国での生活経験も踏まえた論を展開できる「グローバル人材」でいらっしゃいます。講演では「良きリーダーの資質」「職業観」が話題の中心になりますが、「自国文化」「国際化志向」「子育て」「宗教」といった研究成果や知見も踏まえつつ対談を進めてまいります。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

志村:グローバルでの採用、育成、マネジメントに課題をお持ちになっている人事の方にお役に立つものになると考えています。東アジアは歴史的に同じ儒教文化の影響を受けていますが、調査データからは現代における各国の特殊性が見えています。また、共通性もあることが明らかになっています。皆様の現場で起きているグローバル人事における課題に対して、「なぜ、こうなってしまうのか?」を解明し、解決へのヒントになればと願っております。

また、後半にご紹介する適性検査は、鄭教授監修の元で開発を進めているものです。単なる多言語化だけでは見えない、各国の文化的背景がもたらす要因を「見える化」するものとなっています。

講演者プロフィール
同志社大学大学院 文化情報学研究科
教授
同志社大学東アジア総合研究センター長
鄭躍軍氏(てい・やくぐん)
東京大学大学院農学生命科学研究科博士期課程修了、博士(農学)。総合地球環境学研究所研究部助教授・准教授を経て、現職。2009年から日本行動計量学会理事。専門分野は計量社会学・国際比較調査・東アジア研究。
主な著書
パネル調査で描く東アジア(作品社)2007
社会調査データ解析(共立出版)2011
中央大学大学院 戦略経営研究科
客員教授 戦略的人材マネジメント研究所
他、顧問企業多数
楠田祐氏(くすだ・ゆう)
東証一部エレクトロニクス関連企業を経て、ベンチャー企業の社長を10年経験。2009年から毎年500社の人事部門を訪問。人事部門の役割・キャリアが専門。 主な著書
『破壊と創造の人事』(ディスカヴァー21)2011年
『内定力2015~就活生が知っておきたい企業の採用基準』(マイナビ)2013年

本カンファレンスに関するお問合せ
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