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日本の人事部「HRカンファレンス2013-秋-」トップ講演者インタビュー> 金澤健郎氏(株式会社M-ITソリューションズ)インタビュー

講演者インタビュー

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タレントマネジメントの実践
~人財の調査・分析手法を体験し、人財活用のポイントを知る~

金澤健郎氏 photo

株式会社M-ITソリューションズ 代表取締役

金澤 健郎氏

日本では十分には認識されていないタレントマネジメントの概要を簡単なワークを交えてご紹介します。 例えば、アメリカでは戦略推進の効果を上げる大きな資産価値としての人財活用として、イギリスでは才能の引き出しと処遇で用いられています。 このような才能の発掘、活用、処遇についての研究成果、実践例などをご紹介した上で、人財調査、分析の手法を体験いただき、活用法をご理解いただきます。


―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

金澤:今や、HRMという用語はほとんど使用されなくなり、タレントマネジメントが包括的な意味で、人事、人財、組織などを管理し、最適化するプロセスとして解釈されています。

英国、米国、豪州、欧州などで捉え方やスタンスは多少異なりますが、米国では、単なる人事管理をHRMとするなら、タレントマネジメントは戦略実現と財務的成果を着実に推進する取り組みとして位置づけられています。人的資本を管理・運営するのがタレントマネジメントという傾向にあるのです。ちなみに報酬管理やモチベーション、エンゲージメントなどは、人財のリテンションのために見直されることがよく見受けられます。

サクセッションプランと人財と組織のベンチマークのための計量的把握、エンゲージメントが特に重視されるようになってきています。日本ではまだ各論だけで、包括的にタレントマネジメントを捉える議論は行われていません。タレントマネジメント=サクセッションプランという捉え方が一般的なのです。

そこで、包括的なタレントマネジメントのとらえ方、タレントアセスメントとしての人財分析手法などをご案内し、タレントマネジメントに取り組む意義や企業価値を高める人財管理の方法論を体験的に理解していただきます。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

金澤:人財分析(認識・パーソナリティ)を通じた人財アセスメントを実施し、OJTの実践強化や効果性のある人財育成計画の立案と実践、戦略遂行と人財活用などに携わり、企業の成長戦略の一翼を担う取り組みを行っています。

目標達成と人財特性の関係、伸びる人財と伸びが止まってしまう人財の特徴を分析し、包括的な人事施策の展開、採用の際の人財チェックなどにも提言を行っています。採用時に人財分析を行い、分析結果の経過観察する方法などを提供しています。

また、価値観の違いによる活性度の違いに焦点を当てた研究を行い、価値観の統合がもたらす組織的効果や組織の活力の出方の違いを検証しています。価値観の統合プロセスのデザインや働き方改革につながる展開に現在、注力しています。その他、マーケティング展開、業務改革と人財の関係などに取り組んでいます。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

金澤:参加される皆さまには、弊社の人財分析を経験していただきます。何が分析され、どのような活用方法が考えられるのか、その効果を体験しながら確認することができます。その中で、タレントマネジメントとは何かを確認し、そのような観点から情報交換をさせていただくことを考えています。

ワークショップ当日に診断を実施し、それに基づいてカンファレンスを実施いたします。参加された皆さまが一つの組織であればどんな傾向になるのか、個人の特徴と組織の傾向を包括的にご紹介いたします。

講演者プロフィール
株式会社M-ITソリューションズ
代表取締役
金澤健郎氏(かなざわ・たてお)
大手コンサル会社にて取締役を務め、2010年にM-ITソリューションズ創業。代表取締役に就任。事業成長を戦略・組織・人財の面から支援。約1000社に上る実績を持つ。CMC(国際公認経営コンサルティング協議会)認定マネジメント・コンサルタント、全能連 人財マネジメント資格認定委員会委員長などを歴任。

本カンファレンスに関するお問合せ
  • 日本の人事部「HRカンファレンス」事務局
  • 〒107-0062 東京都港区南青山2-2-3 ヒューリック青山外苑東通ビル6階
  • E-mail:hrc@jinjibu.jp