• トップ
  • 開催概要
  • プログラム
  • 講演者インタビュー
  • 交流ラウンジ
  • アクセス
  • 前回の様子
日本の人事部「HRカンファレンス2013-秋-」トップ講演者インタビュー> 越膳哲哉氏(株式会社ジェック)インタビュー

講演者インタビュー

講演者インタビュー一覧

見えない組織文化を変える
~ポイントは「組織に根付いた当たり前の革新」~

越膳哲哉氏 photo

株式会社ジェック 取締役

越膳 哲哉氏

今までは、その影響力を恐れられつつも経営革新上、戦略やオペレーションの陰に隠れがちであった組織文化。それは見えないが故にコントロールが難しいからです。この組織文化を「見える化」することができ、さらに効果的な改革ポイントの発見が出来るようになったら、組織の改革を加速させることが出来ます。
組織文化を優位性つくりの中核として革新するにはどうすればいいのか、そのヒントを考えます。


―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

越膳:私どもは慶應義塾大学大学院SDM研究科との共同研究により、組織文化に関する実験と検証を重ねています。その取組みを通じて、お客様にお役に立った証としての業績を上げ続けるために必要な三つの価値観があることを仮説として立ち上げました。三つの価値観とは「市場・社会・お客様の役に立つことを大切にする価値観」「現状に満足することなく常に新たなことに挑戦するのが当然、と考える価値観」「自分の立場に固執せず協働することが当たり前、とする価値観」のことです。それぞれを「貢献の価値観」「挑戦の価値観」「協調の価値観」と呼んでいます。

この三つの価値観の強弱と業績の良し悪しには明確な相関関係があること、三つの価値観を組織に根付かせていくための手を打つことが業績向上を支える土壌である組織文化を醸成していくことにつながると確信しました。

今回は、実際に採取されたデータと実際にそこから何が読み取れるのか、そしてどのような手を打つことがたくましい組織文化を創り出す事になるのかを、参加型の講演によりご紹介します。組織文化診断の概要とポイント、その理論背景、実データをケーススタディーとした分析の体験、文化醸成の具体的打ち手のいくつかを、実例を元に共有します。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

越膳:今、弊社が社会に対して果たすべき使命は「お役立ち道の文化を醸成する」ことです。お役立ち道の文化とは、「市場や社会に対してお役に立つことを最大の判断基準として 技量とスタンスを磨き続けるのが当然、という価値観によって生み出される組織文化のこと」です。

経済社会においては、市場や顧客に対するお役立ちこそが企業の目的であり、業績はその結果です。しかし、業績そのものは目的ではなくても、役立ち続けるための必須条件ではあります。この目的と結果の逆転現象が起こると、経済社会は不健全なものになると私たちは考えています。

弊社は「自己変革できる人と組織を創る」ということにこだわり続けてまいりました。「人」で見れば「個人が持っている固定観念の打破」であり、「組織」で見れば「組織の大多数のメンバーに共有された価値観の打破」がカギを握ります。弊社では、そのためのスタンスとスキルの具体論を持っています。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

越膳:非常に大きな影響力を発揮するにもかかわらず、どのように扱えばいいのかが非常にあいまいな組織文化。見えないが故にコントロールが難しいこの組織文化を見える化し、 効果的な改革ポイントの発見のヒントをご提供したいと思います。ぜひ、ご参加ください。

講演者プロフィール
株式会社ジェック 取締役
越膳哲哉氏(えちぜん・てつや)
◆慶應義塾大学大学院 SDM研究科 非常勤講師◆
「お客様の経営変革」をテーマに、深い気づきのコースを展開するとの評価が高く、お取り組み実績多数。慶應義塾大学大学院ではヒューマンリレーションズをメインテーマとして、組織内コミニュケーション/組織内人間関係構築のスキル向上に焦点を当てた講義を担当

本カンファレンスに関するお問合せ
  • 日本の人事部「HRカンファレンス」事務局
  • 〒107-0062 東京都港区南青山2-2-3 ヒューリック青山外苑東通ビル6階
  • E-mail:hrc@jinjibu.jp